MENU

神社の授与品とは|お守り・御朱印・神札・絵馬の意味と選び方

ivory washi 背景に、お守り・御朱印帳・お神札の painterly 静物配置、タイトル「神社の授与品」を上部左寄りに配したアイキャッチ画像

神社にお参りすると、社務所の窓口や授与所に並ぶお守り・御朱印・お神札・絵馬・破魔矢などの品々を目にします。これらは「授与品(じゅよひん)」と総称され、神社で参拝者に授与・頒布される神社ならではの大切な品々です。なかでもお神札やお守りは、神前で祓い清められ、参拝者に授与されるものと説明されます。

この記事では、神社本庁公式や東京大神宮・伊勢神宮などの解説を参考に、主な授与品を便宜上6カテゴリ(お神札・お守り・御朱印・絵馬・縁起物・その他)に整理し、それぞれの意味と扱い方、受け方・返納のマナー、神棚での祀り方の基本までやさしくお届けします。神社では「買う」よりも「受ける」「授かる」と表現される文化を、はじめての方にも分かりやすく整理します。

目次

授与品とは|神社で頒布される神様の力を宿した品々

神社の授与所を象徴する painterly 風景。木造の窓口越しに授与品(お守り・お神札・絵馬)が並ぶ台、奥に拝殿のシルエット、手前にお守りを受け取る手元のクローズアップ(顔不可視)で、神社で授かる文化を表現

授与品とは、神社でお頒(わか)ちしているお守り・お神札・御朱印などの総称です。なかでもお神札やお守りは、神前で祓い清められ、神様のお力を戴くものと説明されます(神社本庁の解説より)。

「買う」より「受ける」「授かる」

  • 授与品は神社が頒布するもので、商品の購入とは性格が異なる
  • 納める金銭は初穂料(はつほりょう)と呼ばれ、神様へのお供えの意味合い
  • 授与品を受け取る際は「授かる」「受ける」「お頒ちいただく」と表現されることが多い
  • 神社の窓口は「授与所(じゅよしょ)」と呼ばれる

参拝の基本作法は神社参拝の作法完全ガイドもあわせてご参考ください。

主な授与品の6カテゴリ

授与品の6カテゴリ(お神札・お守り・御朱印帳・絵馬・破魔矢・干支土鈴)を2×3グリッドで象徴的に視覚化した painterly 図解

授与品は神社ごとに細部が異なります。本記事では便宜上、主な授与品を以下の6つのカテゴリに整理しました。これは公式の統一分類ではなく、本記事の編集分類です。

授与品の主な6カテゴリ
カテゴリ主な例扱い方
お神札神宮大麻、氏神神社の御札、崇敬神社の御札神棚にお祀り
お守り身体安全、家内安全、交通安全、学業成就など身に付ける
御朱印参拝の証として御朱印帳にいただく御朱印帳で保管
絵馬願い事を書いて奉納する木製の板絵絵馬掛けに奉納
縁起物破魔矢、熊手、干支土鈴、千歳飴(神社によりだるま等を扱う場合もある)家庭の清浄な場所に飾る
その他神桜湯、願掛けうさぎ、神札立て、神鈴、ふろしき神社により多様

以降の章で、特に問い合わせの多いカテゴリを詳しく整理します。

お神札|家に神様をお迎えする

家庭の神棚にお神札をお祀りする painterly 図解。中央に白木の神棚と3つのお神札、前にお供え皿(米・水・塩)を配し、神棚の基本の祀り方を表現

お神札(おふだ)は、神社のご祭神の名前や霊威を表す文字、図象、神社の名前などが記されたものです。神宮大麻などのお神札は、丁重に奉製され、お祓いを経て授けられるものと説明されています(神社本庁・伊勢神宮の解説より)。家の神棚にお祀りして、家全体を見守っていただくのが基本の扱いです。

3つの基本のお神札

  • 神宮大麻(じんぐうたいま): 伊勢神宮の御札。伊勢の神宮は国民の総氏神のようなご存在として崇敬され、内宮には天照大御神(あまてらすおおみかみ)がお祀りされている。神宮大麻は全国の神社を通じて頒布されている(詳しくは氏神さまや近くの神社にご確認ください)
  • 氏神神社(うじがみじんじゃ)の御札: 現在住んでいる地域を守る神社の御札
  • 崇敬神社(すうけいじんじゃ)の御札: 個人的に信仰している神社の御札(縁の深い神社など)

神棚での祀り方の基本

  • 神棚は、清浄で明るい高い場所に設置する(目線より高い位置が望ましい)
  • 神棚がない場合の祀り方は神社庁・各神社の案内に従い、清浄な高い場所に白布を敷くなどの方法が紹介されることがある
  • 現代の住まいに合わせた柔軟な祀り方が、各神社の案内で紹介されている
  • 毎朝、米・水・塩などをお供えし、感謝の気持ちで手を合わせる方が多い

神道全体の世界観については神道の世界観とはもご参考ください。

お守り|身につけて神様のご加護を願う

お守りの種類を象徴する painterly 静物配置。複数のお守り(布製の小袋・紐付き、朱・紺・金・白・桃の異なる色合い)を散りばめ、奥に鳥居のシルエットを配し、神様のご加護を願う文化を表現

お守りは、神社本庁の解説では「お神札と同じく、神さまのお力を戴くもの」と紹介されています。神社庁などの解説では「お守りはお神札を小型化したもの」と整理されることもあります。お神札が家でお祀りする形であるのに対し、お守りは身に付けて持ち歩くのが基本の扱いです。

お守りの主な種類

  • 身体安全・無病息災: 健康と無事を願う
  • 家内安全: 家族みなの無事を願う
  • 交通安全: 移動・運転時の安全を願う
  • 学業成就・合格祈願: 学びの成果を願う
  • 安産祈願: 安らかな出産を願う
  • 商売繁盛: 仕事の発展を願う
  • 縁結び: 良い縁を願う
  • 厄除け: 災難を避ける願い

神社により取り扱う種類はさまざまで、各神社のご祭神や由緒に基づいた特色のあるお守りが頒布されています。種類別の意味や受けるときの目安は、別記事で詳しく整理します

お守りの扱い方

  • カバン・財布・スマホケース・ポケットなど、いつも持ち歩くものに入れる
  • 子どもの場合はランドセルやバッグに付ける家庭も多い
  • 清浄に保ち、汚れた場所に置いたり粗末に扱ったりしない
  • 複数持つことも問題ないとされる(目的に応じて受ける)

御朱印と絵馬|参拝の証と願いの板絵

授与品のなかでも、御朱印絵馬は近年特に親しまれている存在です。それぞれの基本を整理します。

御朱印|参拝の証として残す

  • 参拝証印とも呼ばれ、参拝の証として御朱印帳にお受けいただくもの
  • 神社名・参拝日・社印などが筆書きされる
  • 近年は集める文化として広く親しまれているが、本来は参拝の証であることを忘れない
  • 御朱印帳は神社用と寺院用を分けて持つ家庭も多い

御朱印帳の選び方や扱い方の詳細は御朱印帳の選び方でも整理しています。

絵馬|願いを書いて神様にお供え

  • 古代の馬奉献に由来する、絵が描かれた木製の板絵
  • 願い事や感謝を書いて、境内の絵馬掛けに奉納する
  • 願い事の節目を迎えた際に、感謝を伝えるためお礼参りに訪れる方もいる

絵馬の書き方や奉納のマナーは絵馬の書き方で詳しく整理しています。

縁起物|破魔矢・熊手など季節の福徳

縁起物の代表3種(破魔矢・熊手・干支土鈴)を3パネルで象徴的に視覚化した painterly 図解。新年や祝祭の福徳を願う伝統的な縁起物の文化を表現

神社本庁の解説では、縁起物は年初や縁日に授与され、家庭などに飾って神仏の加護や縁起のよさを願う品々として紹介されています。代表的な縁起物を整理します。

破魔矢(はまや)

  • 装飾された矢で、魔除け・厄除けを願う縁起物として頒布される
  • その年の干支の絵馬や鈴などが付いていることが多い
  • 1年間、家庭の清浄な場所に飾る
  • 江戸時代以降、男児の初正月や初節供のお祝いに贈られる慣習もある(神社本庁の解説より)

熊手(くまで)

  • 福をかき込むようにとの願いを込めた、装飾された熊手の縁起物(神社本庁の解説より)
  • 11月の酉の市(とりのいち)で頒布されることで知られる
  • 商売繁盛を願う方々に親しまれている
  • 家庭や店舗の清浄な場所に飾る

その他の縁起物

  • 干支土鈴(えとどれい): その年の干支を象った鈴
  • だるま: 願掛けに用いる目入れだるま
  • 千歳飴: 七五三の縁起物
  • 鏑矢(かぶらや)・厄除鉾(やくよけほこ): 厄除けの縁起物

季節の年中行事や祭祀の体系については神社の年中行事とはもご参考ください。

受け方・返納のマナー

授与品の返納とお焚き上げを象徴する painterly 静物配置。中央に古神札納所の木箱、左に古いお守り、右奥にお焚き上げの炎を配し、1年の節目に授与品を返納する文化を表現

授与品を受けるときと返納するときに、いくつか共通する作法があります。

授与所での受け方

  • 可能であれば、まず本殿で参拝を済ませてから授与所へ向かうと丁寧
  • 初穂料を納める(のし袋に包んで渡すのはご祈祷の場合が多く、授与品はそのまま渡してよい神社が多い)
  • 受け取った後は、清浄に扱い、家までていねいに持ち帰る
  • 授与品の意味や扱い方が分からない場合は授与所で気軽に質問してよい

古い授与品の返納とお焚き上げ

  • 1年経ったお神札やお守りは、頂いた神社へ返納するのが基本
  • 境内の「古札納所」「古神札納所」「納札所」など、神社が指定する場所に納める
  • 賽銭箱があれば気持ちのおさい銭を添える
  • 年末から正月にかけて、お焚き上げ(どんど焼き・左義長など)が行われる神社が多い
  • 遠方の神社で頂いた場合、近くの神社で受け付けてもらえることもあるため、社務所に相談
  • 郵送返納を受け付けている神社もある(事前確認が安心)

神社と寺院は分ける

神社・寺院で受けた授与品は、できるだけ同じ信仰体系の社寺へ返納するのが丁寧とされます。神様と仏様は信仰の体系が異なるため、混同しないよう案内する神社・寺院が多くあります。迷う場合は受け入れ先に確認しましょう。

よくある質問

お守りは何個まで持っていいですか?

厳格な決まりはありません。神社本庁の解説でも、複数の神社からお守りを受けることに問題はないとされ、神様同士が争うようなことはないと紹介されています。ただし、それぞれを大切に扱うことが求められるため、目的に応じて必要な数だけ受けるのがよいでしょう。家族の分や用途別に複数持つ方も多くいます。

お神札とお守りの違いは何ですか?

神社本庁の解説では、お神札とお守りはいずれも神様のお力を戴くものとされています。お神札は家の神棚でお祀りし、お守りは身に付けて、外出先でも神様のご加護を願うものと説明されています。神社庁などの解説では、お守りをお神札を小型化したものとして整理する例もあります。

お守りは身につけるべきですか?家に置いてもいい?

お守りは身に付けて持ち歩くのが基本とされますが、用途や状況に応じて、カバンの中・財布・車内・寝室の枕元などに置く方もいます。大切に扱うことが何より大切とされ、汚れた場所や粗末な扱いは避けます。多くの神社案内でも、清浄に扱うことが大切にされています。

古いお守りはどこに返納すればいいですか?

1年経ったお守りは、頂いた神社へ返納し、お焚き上げをしていただくのが基本とされます。境内の「古札納所」「古神札納所」「納札所」など、神社が指定する場所に納め、賽銭箱があれば気持ちのおさい銭をお供えします。やむを得ず元の神社へ参拝できない場合は、近くの神社で受け付けてもらえることもあるため、社務所にご確認ください。

神社のお守りをお寺で返納してもいいですか?

神社・寺院で受けた授与品は、できるだけ同じ信仰体系の社寺へ返納するのが丁寧とされます。神様と仏様は信仰の体系が異なるため、混同しないよう案内する神社・寺院が多くあります。郵送での返納を受け付けている神社もあるため、参拝が難しい場合は社務所に相談するとよいでしょう。

お正月に頂いた破魔矢はいつまで飾る?

破魔矢は、頂いた年の終わりまで(およそ1年間)飾るのが一般的とされます。1年経ったら、お神札やお守りと同じく頂いた神社へ返納し、お焚き上げをしていただきます。神社本庁の解説では、お正月に魔除けや幸運を願う縁起物として頒布されると紹介されています。家庭では、神棚や玄関、リビングなど、明るく清浄な場所に飾る方が多くいます。

参考文献・出典

神社公式

各神社の授与品案内

絵馬・御朱印の補助参考

※ 本記事の画像はChatGPT 等の生成AIによる象徴的なイメージ画像です。実際の景観とは異なる場合があります。詳細は免責事項をご覧ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

あやとき編集部は、40代の編集メンバーで運営しています。子を持つ親としても、一人の人間としても、暮らしに息づく神社との関わりを大切にしながら、全国の神社文化を丁寧に読み解いていきます。

神道や神社の奥深さを、専門用語に頼らず、どなたにも分かりやすい言葉でお届けします。読者の方と同じ目線で、共に学んでいく姿勢を基本としています。詳しくは運営者情報をご覧ください。

目次