アマテラスとは|天照大御神の読み方・神話・伊勢神宮との関係

ivory washi 背景に、八咫鏡を象徴する円鏡と差し込む朝の光、タイトル「アマテラスとは」を上部左寄りに配したアイキャッチ画像

「アマテラス」「天照大御神」「天照大神」「天照皇大神」――同じ神様を指す表記なのに、なぜこんなに書き方が違うのでしょうか。神話で読んだ「岩戸隠れ」の物語と、伊勢神宮の主祭神という位置づけはどう繋がるのでしょうか。

この記事では、まず表記の違いを整理し、神話と伊勢神宮との関係を順に見ていきます。神社本庁・伊勢神宮の公式情報を軸にしつつ、男神説・卑弥呼説などの諸説部分は、公式情報とは区別して研究史上の仮説として紹介します。

目次

アマテラスとは|天照大御神の基本プロフィール

伊勢神宮内宮の象徴的な茅葺き正殿シルエットと差し込む朝日、手前に円鏡を配した painterly な象徴画像。アマテラスの太陽神・皇祖神としての性格を視覚化

アマテラス(天照大御神)は、『古事記』『日本書紀』に登場する日本神話の主要な神様で、太陽神・皇祖神・高天原(たかまがはら)を治める神という性格を持つ存在として描かれます。

神社本庁公式サイトの解説では、伊邪那岐神(イザナギ)が黄泉(よみ)の国から戻った後の禊(みそぎ)で、左目を洗ったときに生まれた神とされています。同時に右目から月読命(ツクヨミ)、鼻から建速須佐之男命(スサノオ)が生まれ、合わせて「三貴子(みはしらのうずのみこ)」と呼ばれます。

イザナギから「高天原(天上世界)を治めるように」と委ねられたのがアマテラスです。日本神話のなかで最も中心に位置する神様の一柱で、現在は伊勢神宮内宮(皇大神宮)を中心に、神明社(しんめいじんじゃ)・天祖神社(てんそじんじゃ)・大神宮(だいじんぐう)など全国の多くの神社で祀られています。

古事記・日本書紀での位置づけ

古事記・日本書紀ともに、アマテラスは神代(かみよ)の中心人物として描かれます。古事記では物語性を重視した一連の流れで、日本書紀では年代を追った編年体に近い形で記述されます。両書の神話の扱いの違いは、関連記事「古事記と日本書紀の違い|編纂目的・文体・神話の扱いを比較表でやさしく解説」もあわせてご参照ください。

太陽神・皇祖神という二重の性格

アマテラスは「天を照らす(光をもたらす)神」として太陽の働きと結びつけられ、同時に天皇家の祖先(皇祖神)として位置づけられます。伊勢神宮公式サイトでは、皇大神宮(内宮)の御祭神を「皇室の御祖神」「日本人の大御祖神」と説明しています。

表記揺れを整理|天照大御神/天照大神/天照皇大神/大日孁貴

同じ神様を指すにもかかわらず、書物・神社・場面によって表記が異なります。検索や参拝の場で混乱しやすいので、まずここで整理します。

表記読み方主な使用場面
天照大御神あまてらすおおみかみ『古事記』に見える表記。伊勢神宮の公式祭神表記もこちら
天照大神あまてらすおおみかみ / あまてらすおおかみ『日本書紀』で用いられる表記の一つ。現代の辞書・解説でも広く見られる
天照皇大神あまてらすすめおおかみ神社・祝詞(のりと)などで見られる敬称的な表記
大日孁貴おおひるめのむち『日本書紀』に見える別名。一般に「日の女神」に関わる名と解される
アマテラスあまてらす現代の一般向け解説・メディアでよく用いられるカタカナ表記

結論として、これらは いずれも同じ神格を指す表記 として用いられ、優劣はありません。古事記・日本書紀・祝詞・神社実務など、文脈に応じて表記が変わると理解するのが自然です。なお、伊勢神宮の公式祭神表記は「天照大御神」となっています。

神社で見かける「皇大神」表記

伊勢神宮内宮の正式名称は「皇大神宮(こうたいじんぐう)」です。「皇大神宮」という名称には、皇室の御祖神としての尊崇が反映されています。全国神社を通じて授与される伊勢神宮のお神札は「神宮大麻(じんぐうたいま)」と呼ばれ、天照大御神をお祀りする伊勢神宮のお神札として家庭の神棚に祀られます。

「大日孁貴」の意味

『日本書紀』には「大日孁貴(おおひるめのむち)」という別名が見えます。「日孁(ひるめ)」は一般に「日の女神」に関わる名と解され、「貴(むち)」は尊称です。この別名は、日本書紀本文がアマテラスを女神として描いていることを示す手がかりの一つとして取り上げられます。

アマテラスの誕生|イザナギの禊と三貴子

三貴子(アマテラス・ツクヨミ・スサノオ)を太陽・月・海の3パネルで象徴的に対比視覚化した painterly 図解。各パネル下部に日本語ラベル付き

アマテラスの誕生は、夫婦神イザナギ・イザナミの物語の延長線上にあります。神話のあらすじをやさしく整理します。

黄泉の国から戻ったイザナギの禊

国生みの神イザナギ・イザナミ夫妻は、多くの神々を生みます。しかしイザナミは火の神を産んだことで命を落とし、黄泉の国へ。妻を追って黄泉の国に下ったイザナギは、変わり果てた姿のイザナミを見て恐れ、地上へ逃げ帰ります。

地上に戻ったイザナギは、黄泉の国の穢(けが)れを清めるために、筑紫の日向(ひむか)の阿波岐原(あわぎはら)で禊(みそぎ)を行います。この禊の場面で、多くの神々が次々と生まれていきます。

左目から生まれた太陽神

禊のクライマックスで、イザナギが顔を洗ったときに生まれた三柱が「三貴子」です。

  • 左目を洗ったとき: 天照大御神(アマテラス) → 高天原を治める
  • 右目を洗ったとき: 月読命(ツクヨミ) → 夜の食国(よるのおすくに)を治める
  • 鼻を洗ったとき: 建速須佐之男命(スサノオ) → 海原を治める

イザナギは三貴子の誕生を喜び、それぞれに統治する領域を委ねました。アマテラスはこのとき、首にかけていた美しい玉飾りをアマテラスに授け、高天原(天上世界)の統治を委ねます。

ツクヨミ・スサノオとの関係

三貴子は兄弟・姉弟として描かれますが、神話のなかで描かれる量には大きな差があります。アマテラスとスサノオは天岩戸神話などで大きな役割を担い、スサノオはその後の出雲神話にも深く関わります。一方、ツクヨミは保食神(うけもち)を切り殺したエピソード以外、神話への登場が少ないことで知られます。

天岩戸神話のあらすじ|岩戸隠れから岩戸開きまで

天岩戸神話を象徴する大岩屋の入り口と、隙間から差し込む眩しい光、前に榊・勾玉・鏡・注連縄を配した painterly な象徴画像。岩戸隠れと岩戸開きの瞬間を視覚化

アマテラスの神話で最も有名なのが「天岩戸(あまのいわと)」のエピソードです。太陽の女神が岩屋に身を隠したことで世界が暗闇となり、八百万(やおよろず)の神々の知恵によって再び光が戻る、という岩戸隠れの物語です。

スサノオの狼藉

海原を治めるよう命じられたスサノオは、母イザナミの居る根の国(または黄泉の国)へ行きたいと泣き叫び、その荒ぶる姿を見たイザナギに追放されます。スサノオは姉アマテラスに別れを告げるため高天原を訪れますが、アマテラスは弟が国を奪いに来たのではと疑い、武装して迎えます。

誤解を解くために行われた「うけい(誓約)」の場面の後、スサノオは高天原で乱暴を働きます。神社本庁公式サイトでは、田の畔を壊す、神聖な御殿に汚物をまく、機織り場に皮を剥いだ馬を投げ込む、といった狼藉が記されています。これに心を痛めたアマテラスは、天の岩屋に身を隠してしまいます。

アマテラスの岩戸隠れと世界の暗闇

太陽神であるアマテラスが岩屋に身を隠したため、高天原も葦原中国(あしはらのなかつくに、=地上)も暗闇に包まれます。常夜(とこよ)が続き、悪い神々の声が満ちあふれ、災いが次々と起こったと記されます。

困り果てた八百万の神々は、天の安(やす)の河原に集まり、思金神(おもいかね)を中心に対策を練ります。

アメノウズメの舞と岩戸開き

神々の作戦は次のようなものでした。

  1. 長鳴鳥(=鶏)を集めて鳴かせ、夜明けの兆しを演出する
  2. 八咫鏡(やたのかがみ)を作り、榊(さかき)の枝に掛けて岩屋の前に立てる
  3. 八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)も同じ榊の枝に掛ける
  4. 天宇受賣命(アメノウズメ)が桶の上で激しく舞を踊り、神々が大笑いする
  5. 不思議に思ったアマテラスが岩戸を少し開けて覗いた瞬間、力自慢の天手力男神(タヂカラオ)が引き開ける
  6. 岩戸の前に注連縄(しめなわ)を張り、二度と隠れられないようにする

こうして世界に光が戻り、アマテラスは再び高天原を統べることになります。スサノオはこの一件の責任を問われ、ひげと爪を切られて高天原から追放されます。スサノオはその後、出雲国(いずものくに)に降り立ち、ヤマタノオロチ退治へと物語が展開していきます。

三種の神器との関係|八咫鏡・八坂瓊勾玉・草薙剣

三種の神器(八咫鏡・八坂瓊勾玉・草薙剣)を3パネルで対比視覚化した painterly 図解。各パネル下部に日本語ラベル付き

三種の神器は皇位継承の象徴として代々の天皇に伝えられてきた宝物で、いずれもアマテラスの神話と深く結びついています。

神器由来祀られていると伝えられる場所
八咫鏡(やたのかがみ)岩戸隠れの物語で、アマテラスを岩屋から誘い出すために作られた鏡伊勢神宮内宮(皇大神宮)
八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま、八尺瓊勾玉とも)同じ物語のなかで、榊の枝に掛けられた玉飾り現在は宮中に伝わるとされる
草薙剣(くさなぎのつるぎ)スサノオがヤマタノオロチを退治した際、その尾から出てきた剣熱田神宮(愛知県名古屋市)に祀られると伝えられる

天岩戸で生まれた八咫鏡と八坂瓊勾玉

八咫鏡と八坂瓊勾玉は、岩戸隠れの物語のなかで八百万の神々が用意し、光を取り戻す重要な祭具として描かれます。伊勢神宮公式の説明では、八咫鏡をご神体として内宮にお祀りしていると伝えられます(一般の参拝者が直接拝することはできません)。

スサノオから献上された草薙剣

三種目の神器・草薙剣は、別の文脈で物語に加わります。高天原を追放されたスサノオが出雲国でヤマタノオロチを退治した際、その尾から出てきた剣です。スサノオはこの剣を姉アマテラスに献上し、これが後に三種の神器に加わります。剣の元の名は「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」、後に日本武尊(ヤマトタケル)の物語のなかで「草薙剣」と呼ばれるようになります。

天孫降臨と三種の神器の継承

アマテラスは孫の邇邇芸命(ニニギ)を地上に降ろすにあたり、三種の神器を授けます。これが「天孫降臨(てんそんこうりん)」の場面で、神話上、皇室の由来を語る重要な場面です。三種の神器は「皇位のしるし」として代々の天皇に受け継がれていきます。

アマテラスをめぐる諸説|公式情報と研究史上の仮説

アマテラスについては、性別や歴史上の人物との関係をめぐる仮説が研究史のなかで提示されてきました。本記事は神社本庁・伊勢神宮の公式情報を主軸とし、諸説の部分は研究史上の仮説として、公式情報とは区別して扱います。

一般的な理解:女神としてのアマテラス

古事記・日本書紀の本文表現や、別名「大日孁貴(おおひるめのむち)」の存在など、複数の根拠から、アマテラスは一般に女神として理解されています。神社本庁・伊勢神宮の公式情報でも、天照大御神は皇室の御祖神・日本人の大御祖神として説明されています。

研究史上に提示されてきた他の仮説

近世以降の研究のなかで、男神説や、卑弥呼(ひみこ)との関連を論じる仮説などが提示されてきました。前者は陰陽思想で太陽が「陽」=男性に対応する点からの問題提起、後者は両者がいずれも太陽神信仰と関わる女性指導者として描かれる点に着目した論考です。

ただし、卑弥呼の時代(3世紀)と『古事記』『日本書紀』の成立(8世紀)には約500年の時代差があり、男神説も含めて、いずれも一般的な理解とは異なります。神社本庁・伊勢神宮の公式立場でもありません。本記事では、これらは研究史上に提示されてきた仮説として位置づけ、詳細な学説検討までは行いません。関心のある方は、専門の古代史・神話研究書をあわせて参照してください。

アマテラスを祀る主な神社|伊勢神宮内宮・元伊勢・東京大神宮

伊勢神宮内宮の宇治橋と鳥居・参道を遠景で描いた早朝の painterly 構図。五十鈴川の輝きと杉並木の静謐な雰囲気

アマテラスをお祀りする神社は全国に多数あります。代表的なものを整理します。

伊勢神宮内宮(皇大神宮)

三重県伊勢市の伊勢神宮内宮(皇大神宮)が、アマテラスをお祀りする中心的な神社です。伝承では、垂仁天皇の御代に五十鈴川のほとりに鎮座されたと伝えられ、約2000年の歴史を持つ神社として知られます。八咫鏡をご神体とし、皇室の御祖神・日本人の大御祖神として崇敬されてきました。

伊勢神宮の境内には独自の参拝作法・伝統が今も生きています。参拝時の心構えや禁足思想については、関連記事「伊勢神宮で人が入れない理由|神道の境界感覚と1500年の禁足思想」もあわせてご覧ください。

元伊勢の神社

「元伊勢(もといせ)」とは、アマテラスのご神体である八咫鏡が、現在の伊勢神宮内宮に鎮まる前に、各地を巡幸して仮にお祀りされたと伝えられる神社の総称です。『日本書紀』崇神紀・垂仁紀や『倭姫命世記(やまとひめのみことせいき)』などに関わる伝承で、代表的なものに以下があります。

  • 籠神社(このじんじゃ、京都府宮津市) ― 「元伊勢の宗廟」と称される
  • 檜原神社(ひばらじんじゃ、奈良県桜井市) ― 大神神社の摂社、最初期の元伊勢
  • 笠縫邑伝承地(かさぬいむら、奈良県) ― 崇神天皇の御代に最初にお祀りした地と伝えられる

これらの神社は、八咫鏡の巡幸経路に関わる伝承を今に伝えるとされ、アマテラス信仰の歴史を辿るうえで重要な場所です。

東京大神宮・全国の天照大神社

東京大神宮(東京都千代田区)は「東京のお伊勢さま」として知られ、伊勢神宮の遥拝殿として明治13年に創建されました。御祭神として天照皇大神・豊受大神などを祀り、東京から伊勢神宮にお参りすることが難しい人々のための遥拝の場として親しまれています。

このほか、神明神社(しんめいじんじゃ)・天祖神社(てんそじんじゃ)・大神宮(だいじんぐう)など、全国にアマテラスをお祀りする神社が広く分布しています。各地の一の宮(その国の最も格式高い神社)については、関連記事「全国の一の宮一覧|旧国別の神社と歴史を読み解く参拝ガイド」もご参照ください。

ご利益と参拝の心構え|神宮大麻と神棚での祀り方

三社造りの家庭の神棚を正面から描いた painterly 構図。中央に神宮大麻、右に氏神様、左に崇敬神社のお神札を配し、手前に米・塩・水の供物

アマテラスを祀る神社への参拝、家庭の神棚でのお祀りについて、伝えられているご利益と基本的な心構えを整理します。

伝えられるご利益

アマテラスは太陽にもたとえられるご神徳から、国土の安泰や五穀豊穣への祈りと結びつけられてきました。皇祖神という性格から、家内安全などを祈る方もいますが、効果を保証するものではありません。

ご利益の表現は神社や時代によって異なるため、効果を断定的に受けとめるのではなく、「伝えられているご神徳を心に留めて参拝する」という姿勢が大切です。

参拝の基本作法

アマテラスを祀る神社での参拝は、基本的には他の神社と同じく 二礼二拍手一礼 です。鳥居をくぐる前の一礼、参道は端を歩く、手水で身を清める、といった所作も共通します。

伊勢神宮内宮には独自の作法もあります。宇治橋で一礼してから境内に入る、五十鈴川の御手洗場(みたらし)で手と口を清める、内宮では右側通行(外宮は左側通行)、など。神社全般の参拝の流れについては、関連記事「神社参拝の作法完全ガイド|手順・所作・意味をやさしく解説」「二礼二拍手一礼の正しい作法|神社で迷わない手順とよくある勘違い」をあわせてご参照ください。

神宮大麻と神棚でのお祀り

神宮大麻(じんぐうたいま)は、伊勢神宮で授与されるお神札で、アマテラスのご神霊を象徴します。神社本庁の案内では、家庭の神棚に神宮大麻をお祀りすることが推奨されています。

  • 三社造りの神棚: 中央に神宮大麻、向かって右に氏神様のお神札、左に崇敬する神社のお神札を並べる
  • 一社造りの神棚: 神宮大麻を一番手前にして、奥に氏神様・崇敬神社のお神札を重ねる

毎朝のお参りでは、一般にはお米・お塩・お水(榊・お神酒があればさらに)をお供えし、二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)で日々の感謝をお伝えするのが基本とされます。詳細は神社本庁公式の案内ページに丁寧な解説があります。

よくある質問

「天照大御神」「天照大神」「天照皇大神」はどう違いますか?

いずれも同じ神格を指す表記です。古事記では「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」、日本書紀では「天照大神(あまてらすおおみかみ/あまてらすおおかみ)」、神社の祝詞や一部の神社表記では「天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)」という表記も見られます。別名として「大日孁貴(おおひるめのむち)」も日本書紀に登場します。なお、伊勢神宮の公式祭神表記は「天照大御神」となっており、優劣はありません。

アマテラスの読み方を教えてください

「天照大御神」は「あまてらすおおみかみ」と読みます。「天照大神」は「あまてらすおおみかみ」「あまてらすおおかみ」のどちらでも読まれます。近年では「アマテラス」とカタカナ表記されることも多くなっています。神社の公式表記に合わせるのが基本ですが、家庭で唱える際はどちらの読みでも問題ありません。

アマテラスは女神ですか? 男神ですか?

一般には女神として理解されています。伊勢神宮公式では、天照大御神を皇室の御祖神・日本人の大御祖神として説明しています。研究史のなかでは男神説などの仮説も論じられてきましたが、一般的な理解ではありません。詳しくは記事内「アマテラスをめぐる諸説」をご覧ください。

アマテラスと卑弥呼は同一人物だという説は本当ですか?

研究史上に提示されてきた仮説の一つですが、卑弥呼の時代(3世紀)と『古事記』『日本書紀』の成立(8世紀)には約500年の時代差があり、慎重な扱いが必要です。神社本庁・伊勢神宮の公式立場でもありません。本記事では断定はせず、関心のある方は専門の古代史・神話研究書を参照することをおすすめしています。

伊勢神宮内宮で参拝するときの作法を教えてください

伊勢神宮内宮(皇大神宮)は天照大御神を主祭神としてお祀りしています。参拝の基本は他の神社と同じ二礼二拍手一礼ですが、宇治橋で一礼してから境内に入る、五十鈴川の御手洗場で手と口を清める、内宮では右側通行(外宮は左側通行)、など独自の作法もあります。詳細な参拝の流れは関連記事「神社参拝の作法完全ガイド」をご参照ください。

神宮大麻(じんぐうたいま)は神棚にどう祀ればよいですか?

神宮大麻は伊勢神宮で授与されるお神札で、天照大御神のご神霊を象徴します。三社造りの神棚では中央に神宮大麻、向かって右に氏神様のお神札、左に崇敬する神社のお神札を並べてお祀りします。一社造りの神棚では、神宮大麻を一番手前にして重ねるのが一般的です。詳細は神社本庁公式の案内をご確認ください。

参考文献・出典

本記事は神社本庁・伊勢神宮の公式情報を主な参照先として執筆しています。神話の解釈や諸説については、現代の主流学説と異伝・仮説を区別して紹介し、断定的な表現を避けています。

※ 本記事の画像はChatGPT 等の生成AIによる象徴的なイメージ画像です。実際の景観とは異なる場合があります。詳細は免責事項をご覧ください。

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この記事を書いた人

あやとき編集部は、40代の編集メンバーで運営しています。子を持つ親としても、一人の人間としても、暮らしに息づく神社との関わりを大切にしながら、全国の神社文化を丁寧に読み解いていきます。

神道や神社の奥深さを、専門用語に頼らず、どなたにも分かりやすい言葉でお届けします。読者の方と同じ目線で、共に学んでいく姿勢を基本としています。詳しくは運営者情報をご覧ください。

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