※本記事はアフィリエイトリンクを含みます。商品の購入により当サイトに収益が発生する場合がありますが、紹介内容は中立的な視点に基づいています。
最初は1日と15日に新しくしていたけれど、榊(さかき)が生き生きしているので、切り口を切り戻しながら同じものを使い、もう7か月目になる。Yahoo!知恵袋で、神棚の榊についてこんな投稿を見かけました(2025年7月の、一人の方の投稿で、7か月目というのは投稿した時点の話です)。義母に代わって水やりをしているが続けられない、という相談もありました。
神棚の榊を何日に替えるかを調べると、2026年10月6日に「神棚 榊」で検索した上位8件のうち、原文を読めた仏壇店・神具店・葬儀関連の会社・榊の販売店の5件は、どれも「毎月1日と15日」の交換に触れていました(うち1件は、自社のおすすめを毎月1日だけとしています)。では神社の側はどうか。榊の記述を、神社本庁と、宮城・京都・愛知・北海道の神社庁のページ、それに榊の取り換えを問いに掲げた東京都神社庁のページで読み比べました(大阪府神社庁は、お供えを増やす日の記述だけを参照しています。このページに榊の記述はありません)。榊の手入れとして書かれていたのは、水を毎日取り替えることです(神社本庁・京都・愛知・北海道。宮城は、榊を活けると書いた直後に「お水は毎日取り替えましょう」と続けています)。1日・15日については、東京都神社庁が「1日・15日に神棚の榊を取り換えたりするのはなぜか」という問いを掲げています。答えでは、月の節目である御三日(1日・15日・28日)のうち、とくに1日と15日が大切にされるとしています。ただ、替える日を決まりとして定めた文は、今回確かめた範囲には見当たりませんでした。この記事では、神社の資料に書かれていること、神具店などのサイトが示す目安、言い伝えを分けて、榊の供え方と手入れを確かめていきます。
なお、神社でご祈祷を受けるときに神前へ捧げる榊(玉串)の作法は、『玉串奉奠の作法』でまとめています。ここでは家庭の神棚に供える榊を扱います。
- 神棚の榊は両側に供え(神社本庁・宮城県神社庁)、水を毎日取り替える(神社本庁・京都・愛知・北海道の神社庁)のが、神社の資料が書いている基本であること
- 「毎月1日と15日に交換」は、店のサイトなどで習わしとして示されている目安であること。東京都神社庁の説明では、月の節目は1日・15日・28日の御三日で、とくに大切なのが1日と15日。ただし、交換日を決まりとして定めた文は今回確かめた資料になく、店のサイトでは交換の時期として書かれていること
- 関東から北ではヒサカキを榊の代わりに供える地域があり、造花でよいかは今回確かめた神社本庁と神社庁のページに書かれていないこと
神棚の榊は両側に一対で供える
まず置き場所です。神社本庁の公式サイトは「神棚」のページで、「神棚の両側には榊(さかき)をお供えします」と書いています。宮城県神社庁も、神殿(お神札を納めるお宮)の両側に「繁栄の象徴である榊」を活ける、と案内しています。店のサイトも、左右に一対で置くのを基本としています(はせがわ・伊勢宮忠)。はせがわは、場所の都合で一対に飾れないときは榊立てを一つだけ置くこともある、と添えています。

お供えの並びについて、神社本庁は中央を尊ぶ考え方から「中央に米、次に酒、塩、水」と書いています(棚のスペースによってはこの限りではない、とも添えています)。榊はその外側、両端に立てると考えれば迷いません。お供えする食べ物そのものの意味は『神饌とは』でくわしく書きました。
本数に決まりはある?
片側に何本挿すかは、今回確かめた神社本庁と神社庁のページには書かれていませんでした。仏壇店のはせがわは、本数に厳密な決まりはなく、基本は1本ずつで、地域によっては2本以上使うこともある、と説明しています。前もって地域の神社や身近な人に確かめておくと安心だ、とも添えています。束のまま挿すか1本ずつ挿すかは、今回読んだ資料からはどちらがよいとは言えません。家の慣わしがあれば、それに合わせてください。
榊を挿す器は「榊立て」
榊は、榊立て(さかきたて)という榊専用の器に水を入れ、挿して供えます。神鏡や神灯といった神具について、神社本庁は神具店で手に入ると書いています。ただ、器まで神具店でそろえなくてもかまわず、神さまに差し上げるのにふさわしい、美しい器であればよいという書き方です。これは神饌を盛る器についての文ですが、榊立てを選ぶときの目安にもなると私は考えています。
これから揃える人のために、陶器の榊立てを一つ挙げておきます。左右に置くので、二つ(一対)用意します。
神棚の置き場所や、お神札の並べ方は『神札と神棚の祀り方』にまとめています。
神社庁の資料が書いているのは毎日の水替え
朝の神棚は、ひんやりとした水の手ざわりから始まります。神社本庁は、榊について「毎日水を取り替えてみずみずしさを保ちましょう」と書いています。宮城県神社庁は、神殿の両側に榊を活けると書いた直後に「お水は毎日取り替えましょう」と続けています。北海道神社庁も、毎日のお供えとあわせて榊の水を新しくする、と案内しています。毎日のおまつりの手順を書いた京都府神社庁と愛知県神社庁は、どちらも榊の水替えを手順の書き出しに挙げています。
毎朝のおまつりの順番
京都府神社庁の案内を、順番どおりに並べると次のようになります。
毎朝、食事の前に、榊立ての水を替えます。
燈明(とうみょう、神前の明かり)に灯をともします。
お米・お塩・お水をお供えします。
神社と同じように、二拝二拍手一拝でお参りします。
愛知県神社庁は、家庭のまつりは毎日欠かさず行うとしたうえで、榊立の水を取り替え、燈明がある場合はともし、それから神饌(しんせん、神さまへのお供え)を供える、と書いています。お供えの品は、米・酒・塩・水を中心とするとしています。水替え、燈明、お供えという大まかな順は京都府と同じです。ただ、愛知県は時刻を書いておらず、燈明も「ある場合」としています。
京都府神社庁は、家族そろってお参りできないときは、一人ひとりが出かける前にお参りすればよい、とも書いています。二拝二拍手一拝は京都府神社庁の案内に沿った書き方です。お神札を受けた神社や地域に伝わる作法があれば、それを大切にするとよいでしょう。迷ったときは、その神社や、お住まいの地域の氏神神社に尋ねてみてください。お参りの作法そのものは『二礼二拍手一礼の正しいやり方』で説明しています。
水替えが続かないときは
毎朝の水替えを、毎日欠かさず続けるのは簡単ではありません。知恵袋の相談のように、家族の代わりに引き受けて、負担に感じている人もいるのではないでしょうか。
神社本庁は、神棚の場所や宮形(お神札を納めるお宮)の有無について、「捉われ過ぎてお祀りしないより、出来る形でお祀りすることが大切です」と書いています。榊の水替えについて直接述べた一文ではありませんが、神棚との付き合い方の考え方としては参考になります。宮城・愛知・北海道の神社庁は毎日、京都府神社庁は毎朝と、どの案内も水替えを日々のこととして書いています。うっかり替え忘れた朝があったら、気づいた日から、また毎朝の水替えに戻ればよいと私は考えています。
「毎月1日と15日に交換」はどこから来たのか
では、「毎月1日と15日に交換」という目安は、どこから来たのでしょうか。2026年10月6日に、私の環境で「神棚 榊」と検索したとき、上位8件に神社本庁や神社庁のページは見当たりませんでした。並んでいたのは仏壇店・神具店・葬儀関連の会社・榊の販売店などのページです(検索結果は日や環境で変わります)。そこで、神社の資料、店のサイト、辞典を出どころごとに並べてみます。
| 出どころ | 書いていること | 榊を替える日 |
|---|---|---|
| 神社本庁「神棚」 | 神棚の両側に榊を供え、毎日水を取り替える | 書いていない |
| 宮城県神社庁「神棚のまつり方」 | 神殿の両側に榊を活ける。続けて「お水は毎日取り替えましょう」 | 書いていない |
| 京都府神社庁「御神札の祀り方と神棚の祀り方」 | 毎朝、食事の前に榊の水を替える。お正月や毎月一日、家族にとって大切な日などには、お酒や野菜、果物なども供える | 書いていない |
| 愛知県神社庁 Q&A「お供えの仕方について」 | 家庭のまつりは毎日行い、榊立の水を取り替える。お正月や毎月一日、家族の記念日などには、魚や野菜、果物も供える | 書いていない |
| 大阪府神社庁「家庭のまつり」 | お正月、毎月一日や十五日など家族にとって大切な日には、野菜・果物・お菓子なども供える | このページの本文に榊の語はない(2026年10月確認) |
| 北海道神社庁「毎日のお参りとお供物について」 | 毎日、米・塩・水を供え、榊の水を新しくする。一日や十五日などは、御神酒や野菜、果物なども添えるとよいとする | 書いていない |
| 東京都神社庁「神社の豆知識」 | 「1日・15日に神棚の榊を取り換えたり、神社にお参りするのはなぜか」という問いを掲げ、1日・15日・28日を御三日といって月の節目とし、特に1日と15日が大切にされ、その日に神棚の清掃や氏神様へのお参りをすると答える。この日を月次祭と定めて祭事を行う神社も多くある | 1日・15日(問いに掲げている。答えは御三日を月の節目として説明するもので、替える日の決まりとしては書いていない) |
| 今回原文を読んだ店などのサイト(仏壇店・神具店・葬儀関連の会社・榊の販売店) | 毎月1日と15日の交換を、一般的、またはよいとする。理由の書き方は、はせがわが「月次祭に由来」、小さなお葬式が「神社で祭事が行われる日」と少しずつ違う | 1日と15日(傷んだら日を待たずに) |
| 辞典(月次祭) | 原義は月ごとの祭り。令制では6月と12月の年2回。一般の神社では、毎月はじめの1日と15日に行う祭りをいい、その日はどこも同じとは限らない(世界大百科事典)。日本大百科全書は「月の1、15日など」 | (祭りの説明で、家の榊の交換には触れていない) |
表を並べてみると、1日・15日の扱いは出どころによって違いました。御三日(1日・15日・28日)を月の初め・なか・終わりの節目と答えているのが東京都神社庁で、なかでも1日と15日は大切な日として、神棚の清掃や氏神様へのお参りをするとしています。問いには榊の取り換えを掲げていますが、答えの本文に榊の語はありません。替える日を決まりとして定めた文は、上の表に挙げた神社本庁と神社庁のページには見当たりませんでした。京都府・愛知県・大阪府・北海道の神社庁で1日(大阪府と北海道は15日も)が出てくるのは、ふだんのお供えに品を加える日の例としてです。加える品は、京都府が酒や野菜・果物など、愛知県が魚・野菜・果物、大阪府が野菜・果物・お菓子など、北海道が御神酒や野菜・果物などと、庁ごとに少しずつ違います(北海道神社庁は、毎月一日・十五日を家族そろってお参りする節目にも挙げています)。神社本庁と京都・愛知・北海道の神社庁が共通して書いていたのは、榊の水を毎日替えることでした。宮城県神社庁も、榊を活けると書いた直後に「お水は毎日取り替えましょう」と続けています。
店のサイトの説明は三通り
店のサイトが挙げる理由も、読み比べると一つではありませんでした。
- はせがわ: 国の平安と繁栄を祈る神事「月次祭(つきなみさい)」に由来する
- 小さなお葬式(葬儀関連の会社): 神社で祭事が行われるのが1日と15日で、神社への月参りにも適した日だといわれている
- 静岡木工: 1日・15日が一般的とされるとしたうえで、枯れる前に替えるよう書き、月に1度、毎月1日の交換をすすめる(神社でも毎月1日に榊を取り換えている、というのは静岡木工の説明)
この3つのサイトはどれも、傷んだり枯れたりしてきたら、1日や15日を待たずに早めに替えるよう書いています。ちなみに、榊を毎月届ける定期便を売っている店もあり、1日と15日に合わせて届けるものもありました。
月次祭は辞典で二つの意味がある
「月次祭に由来」という説明を確かめるため、辞典を引いてみました。月次祭(つきなみさい、つきなみのまつり)は、名前だけ見ると「毎月のお祭り」です。ところが世界大百科事典によると、朝廷の決まり(令制)では6月と12月の年2回のお祭りでした。同じ辞典は、伊勢の神宮の月次祭も古くから6月と12月の年2回行われる大祭で、10月の神嘗祭(かんなめさい)とあわせて三節祭(さんせつさい)ともいう、と書いています。
一方で、同じ世界大百科事典には、一般の神社の月次祭についての説明もあります。月ごとの節目にあたる毎月はじめの1日と、なかばの15日に行うお祭りのことで、その日はどこも同じとは限らない、と添えています。日本大百科全書も「月の1、15日など」です。東京都神社庁も、御三日にあたるこれらの日を月次祭と定めて祭事を行う神社も多くある、と書いています。ただ、家の榊をこの日に替えなければならない、と定めた文は、今回確かめた辞典にも神社の資料にも出てきませんでした。東京都神社庁も、榊の取り換えを問いに掲げてはいますが、答えの中で替える日を決まりとしては書いていません。
ここからは私の受け止め方です。1日・15日・28日を昔から御三日と呼ぶ、と東京都神社庁は書き、月の節目のなかでも1日と15日が大切にされるとしています。この日に月次祭を行う神社もあります。榊を替える目安にするのは、よい方法の一つだと思います。ただ、「この日に替えないといけない」とまで縛られなくてもよいと私は考えています。元気がなくなった榊は日を待たずに替え、元気なうちは水替えを続ける。神社本庁と京都・愛知・北海道の神社庁が書いているのは榊の水を毎日替えることで、傷んだときの扱いには触れていないので、この考え方とも食い違わないと私は受け止めています(傷んだら日を待たずに替えるのは、今回読んだ店や葬儀関連の会社のサイトにある目安です)。
タイトルの問いに戻ると、1日と15日を榊の交換日として定めた決まりは、今回確かめた資料には見当たりませんでした。1日・15日が月の節目にあたることは東京都神社庁も説明しており、今回読んだ店のサイトの多くはその日を交換の時期として書いている。ただ、今回確かめた神社庁のページに、この日の交換を定めたものはありません。それが今回の答えです。
榊を長持ちさせる手入れ
水を替えるときに少し手をかけると、榊はぐっと長持ちします。ここからは、神具店や仏壇店のサイトが紹介している手入れです(神社の資料ではありません)。

- 水を替えるときに、茎のぬるぬるした汚れを洗う(はせがわ・静岡木工)。はせがわは、榊立ての中の汚れもこまめに洗うよう書いている
- 茎の切り口を斜めに切る(はせがわ・静岡木工)。はせがわは根元に近い部分をよく切れるはさみで、静岡木工は水の中で切るよう書き、切れ味の悪いはさみだと水を吸う管(道管)がつぶれてしまう、と説明している
- 束の中で枯れてきた枝は、水が傷みやすくなるのでその都度抜く(静岡木工)
- エアコンの風が直接当たる場所を避ける。榊は乾燥に弱い(はせがわ)
静岡木工は、夏場は特に水が腐りやすいので毎日の手入れをすすめています。夏に榊が早く傷むのは、水が傷みやすい季節だからと考えておくと、枯れても慌てずにすみます。
国産と輸入の榊
知恵袋には、輸入物の榊が夏は2週間もたたないうちに枯れ始める、という投稿もありました(2026年8月の1件で、輸入物全体の傾向を示すものではありません)。和歌山県の公式サイトは、サカキの産地として「中国からの輸入などにより生産規模が減少しているものの、今でも和歌山県は国産の多くを占める日本一の産地」と書いています。店に並ぶ榊には、国産のものと輸入のものが混ざっています。
静岡木工と小さなお葬式は、国産のほうが葉に厚みとハリがあり、長持ちすると説明しています。売る側や事業者の説明で、公的な資料で確かめたものではありません。ただ、何日もつかは季節や置き場所で大きく変わるので、この記事では日数を決めません。流通している榊の何割が輸入か、という数字も見かけますが、統計の出どころを確かめられなかったので書かないでおきます。
榊の様子を見て、その日の手入れを決める
ここまでの手入れを、榊立ての水を替えるときに目に入る榊の様子ごとに並べ直します。1日・15日だけは、日付で引けるように最後に置きました。それぞれの終わりに出どころを添えたのは、神社本庁や神社庁のページにある手入れか、店や葬祭会社のサイトの目安かを、その場で見分けられるようにするためです。
- 毎日、榊立ての水を替える(神社本庁は「毎日」、京都府神社庁は「毎朝」、愛知県神社庁は毎日のおまつりの手順の書き出しに、北海道神社庁は毎日のお供えとあわせて書いている)
- 束の中に枯れた枝が混じっていたら、その枝だけ抜く。そのままにすると水が腐りやすい(静岡木工)
- 傷んだり枯れかけたりしてきたら、1日や15日を待たずに新しい榊に替える(はせがわ・伊勢宮忠・小さなお葬式。静岡木工も、枯れる前に新しい榊と取り換えるよう書いている)
- 新芽の時期で、葉がすぐに落ちたり色が変わったりしているときは、水を替えるついでに榊全体を水で濡らし、神棚に水が落ちないよう軽く拭いてから供える(はせがわ。こうすると持ちが良くなると書き、新芽の時期を本榊は6〜7月ごろ、ヒサカキは4〜5月ごろとしている)
- 夏は水が腐りやすいので、毎日手入れをする(静岡木工)
- 1日か15日の朝は、神棚まわりの掃除やお参りにも目を向ける。1日・15日・28日の3日には昔から御三日という呼び名がある、と東京都神社庁は紹介していて、とくに大切なのは1日と15日。その日には神棚を清め、氏神様にお参りする、と答えている(問いには榊の取り換えを掲げているが、答えの本文に榊の語はない)。この日を榊の交換の時期として書いているのは、今回読んだ範囲では店のサイト
新芽の時期は、今回読んだ2つの店で挙げ方が違いました。伊勢宮忠は3〜6月ごろを新芽の時期とし、葉が入れ替わるこの時期の榊は傷むのが早く、交換のタイミングも早くなると書いています。はせがわの挙げる月とは重ならない月もあるので、月は目安にとどめて、葉の様子も見ておくと迷いにくいと思います。
並べてみると、確かめた神社本庁と京都・愛知・北海道の神社庁のページで、榊の手入れとして具体的に書かれていたのは、一つめの毎日の水替えでした。二つめから五つめは、この4つのページでは見かけず、店や葬祭会社のサイトが書いていた手入れです。1日・15日は、日の意味を東京都神社庁が説明し、その日を榊の交換の時期として書いているのは店のサイト、と出どころが二つに分かれます。神社の資料に見当たらないからといって、店の目安を誤りと決めつけることはできません。私は、水替えだけは毎日続けて、あとは榊の様子に合わせて手を足すくらいでよいと考えています。
片方だけ枯れるのは悪い前触れか
知恵袋で、とりわけ多く読まれていた質問があります。「左側の榊が枯れると厄難の前触れと聞いた。どうすればいいか」というもので、閲覧数は1万を超えていました。右側ばかり枯れるのはどういう意味か、という質問もあります。並んだ榊の片方だけがしおれていると、気になる気持ちはよく分かります。
上の表に挙げた神社本庁と神社庁のページに、榊の枯れ方で吉凶を読む話は出てきませんでした。店のサイトでは、小さなお葬式が「右の榊だけが枯れる場合には特別な意味があるとされている」と紹介しています。はせがわは、片方が枯れるのは多くの場合「個体差や設置環境による物理的な要因」だと考えられると前置きしたうえで、右だけ枯れるのは吉兆、左だけ枯れるのは先祖とのつながりが弱くなっている、という説もあると紹介しています。そして、どちらの説にも科学的な根拠があるわけではないとし、枯れたら新しい榊に替えて神棚を清潔に保つよう結んでいます。
左右の榊は、窓からの光、エアコンの風、水の量が少しずつ違います。もともと一本一本の元気さにも差があります。この記事でも、枯れ方に良い意味や悪い意味をつけることはしません。片方が枯れたら、その榊を新しいものに替え、榊立てを洗っておけば十分です。
本榊とヒサカキ、地域で供える木が違う
花屋さんで「榊」として売られている枝が、地域によって違う木のことがあります。林野庁(近畿中国森林管理局)は、ヒサカキという木の名前の由来を、「関東地方では、サカキ(榊)の代用品として神事にヒサカキの枝葉を使用することから、『榊のように利用するが、榊ではない』」と説明しています。
どの地域でヒサカキを使うかは、資料によって書き方が少しずつ違います。
- 林野庁: 関東地方では、サカキの代わりにヒサカキを神事に使う
- 和歌山県: 関東以北ではヒサカキが用いられる
- ブリタニカ国際大百科事典: 東京付近から北の地方ではサカキがないので、ヒサカキを代わりに使う(日本大百科全書は「サカキの少ない地方」と書いている)
本来の榊(本榊、ほんさかき)は、林野庁の近畿中国森林管理局によると、関東地方から西の山地の照葉樹林に育つ木です。サカキの少ない地方では、ヒサカキを榊として神事に使ってきた、ということです。どちらを供えるかは、住んでいる地域の慣わしに合わせれば問題ありません。

見分け方
林野庁と辞典の説明をもとに、見分けるところをまとめます。
- サカキ(本榊)
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葉は長さ7〜10センチほどで、縁はなめらか(ぎざぎざがない)。6〜7月ごろに白い花をつける(林野庁)。
- ヒサカキ
-
葉は長さ3〜7センチほどと小ぶりで、縁に浅いぎざぎざがある。春に小さな花を咲かせ、花には強いにおいがある(林野庁)。
- シキミ
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仏前に供えられる木の一つで、榊とは別の植物。和歌山県の特用林産物の紹介ページには、木全体に毒があり、特に実は猛毒だと書かれています。
もう一つ、意外だったことがあります。和歌山県の案内では、ヒサカキは西日本では仏前に供え、関東以北ではサカキの代わりに神事に使うと書かれていました。同じヒサカキでも、地域によって神棚に供えるか仏壇に供えるかが分かれるわけです。引っ越しで地域が変わったときは、近くの花屋さんや氏神神社に聞いてみると確かです。
榊もヒサカキも手に入らないときは
引っ越した先の花屋さんに、榊もヒサカキも置いていないこともあると思います。榊の代わりに何を供えるかについては、今回調べた資料の範囲では、書いてあることの確かさに差がありました。確かめられたものから順に並べます。
- ヒサカキ: 林野庁(関東地方)、和歌山県(関東以北)、ブリタニカ国際大百科事典(東京付近から北)は、いずれもヒサカキを、神事でサカキの代わりに用いる木と説明しています。地域の線引きは資料ごとに少しずつ違います(上で紹介したとおりです)
- 地域の常緑樹: はせがわは「地域によっては、椿、松、杉、樫(かし)、山茶花(さざんか)、楠(くすのき)など、榊以外の植物が代用される場合もあります」、鈴屋も「地方それぞれの常緑樹も使われています」と書いています。ただ、どの地域で何を使うのかまでは書かれておらず、今回確かめた神社本庁と神社庁のページにも、地域ごとの代わりの木の記述は見当たりませんでした
- 観葉植物: ポトスなどの観葉植物を神棚に供えてよいかは、上の表に挙げた神社本庁と神社庁のページには書かれていませんでした
下に行くほど、よりどころにできる資料が少なくなります。2の地域の常緑樹は、店のサイトに例があるものの、家庭の神棚に供えてよいかを示す神社側の説明は確かめられませんでした。3の観葉植物は、上の表に挙げた神社本庁と神社庁のページに説明が見当たりませんでした。どちらも、よくないと分かったのではなく、確かめられなかったという意味です。そのため、この記事では2と3の可否を書きません。代わりの木を使うときは、家の慣わしを家族に聞いたり、お神札を受けた神社に相談したりしてから決めてください。
なお、榊に似た植物のシキミ(樒)について、伊勢宮忠は仏事に供える植物として「間違って樒をお供えすることのないように」と書き、高嶺の榊も、榊は神式、樒は仏式と分けています。榊が見つからないときでも、シキミで代わりにするのは避けておくのが無難だと私は考えています。
造花や、榊を置かない神棚はどう考えるか
水替えが難しい家では、造花やプリザーブド(生の枝を加工して長持ちさせたもの)の榊を考える人もいます。知恵袋にも「造花で代用して気持ちが通じないか」という質問がありました。
上の表に挙げた神社本庁と神社庁のページには、造花でよいかどうかは書かれていませんでした。今回確かめたページに書いていないことから、造花が認められているのか、禁じられているのかを判断することはできません。ただ、神社本庁の案内で手入れとして挙がっているのは、「毎日水を取り替えてみずみずしさを保ちましょう」という水の世話で、造花やプリザーブドには触れていません。生の榊を想定した書き方だと私は読んでいます。一方、店のサイトには、造花やプリザーブドでも問題ないと書くところがあります。はせがわは生の榊が望ましいと前置きしたうえで、夏場など傷みやすい時期や、手入れが難しい場合なら造花でも問題はない、としています。伊勢宮忠の造花の項には「造花やプリザーブドでも問題はありません」とあって、生の榊をすすめる一言や神社への確認は添えていません(続くのはプリザーブドのよさの説明です)。はせがわは造花の榊を、伊勢宮忠は造花の榊葉とプリザーブドの榊を、それぞれのサイトで販売しています。売り手の説明が間違っているとは言いませんが、神社の資料の言葉とは分けて読んでおくのがよいと思います。
神社本庁の「神棚」のページで榊について読めるのは、神棚の両側に供えること、毎日水を取り替えること、そして、常に緑を保つ常緑樹として古くから御神前に供えられてきたことです。生の榊を続けるのが難しい事情があるなら、迷ったときは、お神札を受けた氏神神社に尋ねるのがいちばん確かです。榊を置かずにお神札だけをお祀りする場合も、同じように相談してみてください。
造花をよいとする店のサイトも、つける条件はそれぞれ
造花にするかどうかで迷う人の中には、「造花でも問題ない」と書いたページを読んで、それが神社の考えなのか店の考えなのか分からなくなった人もいるのではないでしょうか。造花などを認めるサイトを4つ読み比べると、造花でも差し支えないという点は共通でも、添えている条件は少しずつ違いました。
- はせがわ(仏壇店): 生の榊が望ましいとしたうえで、夏場など傷みやすい時期や、日々の手入れが難しい場合は、造花やプリザーブドでも問題はない
- 伊勢宮忠(神具店): 造花やプリザーブドでも問題はない。傷んだ生の榊より、つやのあるプリザーブドのほうが見ていて気持ちがよい
- 鈴屋(だるまや縁起物の販売店が運営する、神棚の作法の解説サイト): 忙しくて手入れができず、造花しか用意できないならそれでもよいが、できる限り生の榊を供えるように
- 高嶺の榊(榊農家): 生の榊が本義で、そのほうがよいとしたうえで、家庭では、ふだんを造花やプリザーブドでまかない、行事や節目には生の榊を供える使い方を挙げる。最終判断は地域の氏神神社や崇敬神社に確認する
4つのサイトを運営しているのは、どれも、ものを売る事業者です(仏壇店・神具店・縁起物の販売店・榊農家)。違いが出ているのは、生の榊をすすめる一言を添えるかどうかと、神社に確認するよう書くかどうかでした。造花の項に限ると、伊勢宮忠は「問題はありません」と認めたあと、プリザーブドの見た目や長持ちすることを説明していて、生の榊をすすめる一言はありません(置き方の項では、なるべく新鮮な榊を、とも書いています)。4つのサイトの造花の項で、氏神神社への確認まで書いていたのは、確かめた範囲では高嶺の榊だけでした。生の榊を育てて売っている高嶺の榊も、生の榊を本義としながら、ふだんは造花やプリザーブドを併用し、行事や節目の日に生の榊を供えるという使い分けを書いています。
神社の側はどうかというと、上で書いたとおり、上の表に挙げた神社本庁と神社庁のページには造花の話そのものが出てきません。
造花やプリザーブドに替えるかを考えるときは、店のサイトが挙げている条件を、自分の家に当てはめてみると決めやすくなります。
- 生の榊の手入れが、いまの暮らしでは難しいか(はせがわ・鈴屋)
- 夏場など傷みやすい時期だけ使うか(はせがわが挙げる時期をもとにした、この記事からの提案です)
- 清潔な状態を保てるか(高嶺の榊)
- 燈明を置く神棚なら、燃えにくい造花を選べるか(防炎〔難燃〕の表示がある造花を選び、置くときは火の気から十分に離し、家を空けるときは火を使わないように、と高嶺の榊の解説は勧めています)
- 左右一対でそろえられるか(高嶺の榊)
- 行事や節目には、生の榊に替えるか(高嶺の榊)
2つめ(この記事からの提案)を除き、どの条件も店のサイトが挙げているものです。
榊はなぜ神棚に供えるのか
最後に、そもそもなぜ榊なのかを見ておきます。神社本庁は、「榊は常に緑を保つ常緑樹で古くから御神前へのお供えに使われてきました」と書いています。常緑樹であることと、古くから供えられてきたことを並べた説明です。宮城県神社庁は、榊を「繁栄の象徴」と呼んでいます。
「さかき」という名前
名前の由来について、精選版日本国語大辞典は「栄える木」の意としています。デジタル大辞泉は「栄える木の意か。一説に境の木の意とも」とし、「栄える木」を先に挙げたうえで、「境の木」という説も載せています。境の木の説は、店のサイトでも紹介されています。伊勢宮忠は、神さまの領域と人の領域の「境目」に存在する木と説明し、「栄える木」の意味も並べています。はせがわは、二つの世界の境を示す「境木」から転じたともいわれる、と書いています。
精選版日本国語大辞典は、榊の一つめの意味を、常緑樹の総称で、特に神事に用いる木を指す場合が多い、と説明しています。この意味の初出の例として挙げているのは『古事記』で、天香山(あまのかぐやま)の「天香山の五百つ真賢木を根こじにこじて」(いほつまさかき。根ごと引き抜いて、という意味です)の場面です。兵庫県神社庁は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋に隠れたとき、神々が真榊に玉や鏡などをかけてお祭りをした、と紹介しています。
ちなみに「榊」という漢字は、日本で作られた国字です(デジタル大辞泉)。木へんに神と書く字のとおり、神さまのための木として扱われてきたことがうかがえます。神社でご祈祷を受けるときに捧げる玉串も、兵庫県神社庁によると、榊などの常緑の小枝に紙垂(しで)を付けたものです。
よくある質問
- 取り替えた古い榊はどう処分すればいいですか?
今回確かめた神社本庁と神社庁のページには、古い榊の処分の仕方は書かれていませんでした。書かれていないので、決まりがあるかどうかは、この資料からは分かりません。葬儀関連の会社のサイト(小さなお葬式)は、神社でのお焚き上げなど自然に還す方法を正式なものとして挙げ、いまは塩で清めてから白い紙に包んで処分するのが一般的だ、と紹介しています。この記事ではどれか一つに決めないので、気になる場合は氏神神社に尋ねてみてください。お焚き上げについては『お焚き上げとは』でまとめています。
- 榊の右・左は、神棚から見てですか、こちらから見てですか?
神社本庁「神棚」と宮城県神社庁「神棚のまつり方」のページは、榊を「両側に」供えるとしか書いておらず、左と右で扱いを変える記述はありませんでした。まずは左右とも同じように一対で供えるのが基本と考えてよさそうです。地域や家の習わしがあれば、そちらを優先してください。なお、お神札の並べ方を説明するときは、神社本庁や京都府・愛知県の神社庁は「向かって右」「向かって左」と書いています。神棚の正面に立った、お参りする人から見た向きと読むのが自然です。
- 「御榊料」は何と読みますか?
漢字どおりに「おさかきりょう」と読むと考えられますが、読み方を示した神社の資料は、今回は見つけられませんでした。兵庫県神社庁は、神前にお金やお供えをするときの表書きの例として、「御神前」「玉串料」などと並べて「御榊料」を挙げています。ご祈祷などでのし袋に書くのは「初穂料」が一般的だ、とも書いています。
まとめ
この記事で確かめたことを、要点だけ並べておきます。
- 神棚の榊は、神棚の両側に供える(神社本庁・宮城県神社庁)
- 神社本庁と京都・愛知・北海道の神社庁が共通して書いているのは、榊の水を毎日替えること(宮城県神社庁のページでは、榊を活ける文のすぐあとに「お水は毎日取り替えましょう」とある)。京都府と愛知県の神社庁では、毎日のおまつりは榊の水替えから始まる
- 「毎月1日と15日に交換」は、店のサイトなどで習わしとして示されている目安。東京都神社庁の説明では、月の節目は1日・15日・28日の御三日で、とくに大切なのが1日と15日。ただ、交換日を決まりとして定めた文は今回確かめた資料になく、店のサイトでは交換の時期として書かれている。京都府・愛知県・大阪府・北海道の神社庁で1日や15日が出てくるのは、お供えを増やす日として
- 片方だけ枯れることに吉凶を読む話は、今回確かめた神社本庁と神社庁のページには出てこない。枯れたら替えればよい
- 関東から北ではヒサカキを榊として供える地域がある
- 造花でよいかは、今回確かめた神社本庁と神社庁のページに書かれていない。迷ったら氏神神社に尋ねる
神社本庁と、宮城・京都・愛知・東京都・北海道の神社庁、この6か所のページを読み比べても、榊の交換日を決まりとして書いた文には出会いませんでした。1日と15日に月次祭を行う神社は多くても、1日と15日は、店のサイトなどが習わしとして示している榊の交換の目安で、榊を替える日を神社の側が定めたとは確かめられなかった、ということです。そう分かると、少し気が楽になりませんか。今回確かめた神社の資料にあったのは毎日の水替えで、榊の枝そのものを替える頻度までは書かれていません。1日と15日を目安にするのも、傷んだら早めに替えるのも、毎日の水替えと両立すると私は考えています。あなたの家の神棚でも、明日の朝、榊の水を替えるときに、葉の色と茎の切り口を一度見てあげてください。それが、今回確かめた神社の資料が共通して書いていた、毎日の水替えにいちばん近い手入れです。
参考文献
公式資料(神社本庁・神社庁・公的機関)
- 神社本庁「神棚」(両側に榊を供える・毎日水を取り替える・お供えの並び・出来る形でお祀りすること・神具店で買わなくてもよいこと)
- 宮城県神社庁「神棚のまつり方」(神殿の両側に榊を活ける・水は毎日取り替える)
- 京都府神社庁「御神札の祀り方と神棚の祀り方」(毎日のおまつりの順番・毎月一日などのお供え・お参りの作法)
- 愛知県神社庁「神社ってなんだろう(神道・神社Q&A)」(榊立の水を取り替える順番・毎月一日などのお供え)
- 大阪府神社庁「家庭のまつり」(毎月一日や十五日などのお供え)
- 北海道神社庁「毎日のお参りとお供物について」(毎日榊の水を新しくする・一日、十五日などのお供え)
- 東京都神社庁【神社の豆知識】「1日・15日に神棚の榊を取り換えたり、神社にお参りするのはなぜですか?」(御三日・月の節目・月次祭を定める神社)
- 兵庫県神社庁 Q&A(玉串と榊・天の岩屋の真榊・表書きの「御榊料」)
- 林野庁 近畿中国森林管理局「ヒサカキ」(ヒサカキの名前の由来・サカキとヒサカキの葉と花)
- 和歌山県「特用林産物(枝物)」(関東以北のヒサカキ・国産サカキの産地・シキミの毒)
辞典
- 「榊」デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典ほか(kotobank 掲載)(名前の由来・国字・古事記の用例)
- 「ヒサカキ」日本大百科全書・ブリタニカ国際大百科事典ほか(kotobank 掲載)(サカキの代わりに神事に使う地域)
- 「月次祭」世界大百科事典・日本大百科全書ほか(kotobank 掲載)(令制の年2回と、一般の神社の毎月の祭り)
補助参考(神具店・仏壇店などのサイト・読者の疑問)
- お仏壇のはせがわ「神棚の榊はどう飾る?造花でも良いの?」(本数・1日と15日の交換と月次祭・片方だけ枯れる話・手入れ・造花・榊以外の植物)
- 静岡木工「神棚の榊|意味は?お手入れは?飾り方は?」(毎月1日の交換・手入れ)
- 伊勢宮忠「榊(さかき)とは?」(1日と15日の交換・造花とプリザーブド・樒との違い)
- 小さなお葬式「神棚になぜ榊を供えるのか?」(1日と15日の交換の理由・右だけ枯れる話・処分の仕方)
- 鈴屋「神棚の榊は造花でもいいのかや交換時期や処分を解説」(造花の扱い・地方の常緑樹)
- 高嶺の榊「榊の造花はだめ?可否の判断軸と選び方・飾り方完全ガイド」(造花を使うときの条件・樒との違い)
- Google 検索の「他の人はこちらも質問」・関連検索と、Yahoo!知恵袋に寄せられた神棚の榊の質問(読者の疑問の把握に用いた)
本記事は、2026年10月に、榊の記述は、神社本庁のほか、宮城、京都、愛知、北海道の神社庁の公式サイトと、榊の取り換えを問いに掲げた東京都神社庁の公式サイト「神社の豆知識」で読み比べ、お供えの日は大阪府神社庁(このページに榊の記述はありません)、玉串と「御榊料」は兵庫県神社庁のページで確かめました。サカキとヒサカキの見分けと産地については林野庁(近畿中国森林管理局)と和歌山県の案内を、名前の由来と月次祭についてはコトバンクで読める辞典類を参照し、神具店などのサイトの説明と分けて、神棚の榊の供え方と手入れを本記事独自に整理しました。お祀りの仕方は地域や家の慣わしによって違うことがあるため、迷ったときはお神札を受けた氏神神社にご確認ください。
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